バナナダイエットという親しみやすさが怪しい
少し前に早やったダイエット方法に「バナナダイエット」というものがあります。
朝食はバナナのみ、昼食、夕食は普通に食べる、それで痩せれるというダイエット方法です。
おかげで、スーパーの果物売り場はずっとバナナが売り切れ状態だったとか。
皆さん、なんでそんなダイエット方法を信じるのでしょうか?
バナナ1本といえば百キロカロリー弱、おむすび1個半くらいです。
毎朝、バナナ1本を食べて、その分何か別のものを減らしているのでしょうか?
百キロカロリーは1時間のウォーキングでやっと消費できるエネルギー量です。
毎朝バナナ1本食べて、その分他の物を減らさなければ、毎日確実にバナナ1本分太っていく計算です。
そんな簡単な理屈がわからずに、皆、すぐ飛びついてしまう。
それを、当たり前のように「痩せない、痩せない」と文句を言う。
そればかりか、「バナナさえ食べれば、後は何を食べても良い」と思ってしまい、逆効果の人が多いのが現実です。
納豆とか寒天とかトコロテンとか、インゲンとか、いつの間にかブームは消えていましたよね。
ダイエッターの皆さん、良く考えてみてください。
「食べることと痩せることは相反する行為です」
毎日、これを食べていれば痩せられる、なんてそんなことはありません。
毎朝、バナナ1本を食べて、もし痩せることができたとしましょう。
しかし、これから一生、毎朝バナナだけを食べ続けることができますか?
一生続けることができてこそ本来のダイエットです。
短い時間でちょっと痩せて、又すぐリバウンドしたのでは何にもなりません。